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パワハラを受けたと感じた後の行動 

◆パワハラを受けたと感じた後の行動


 職場のパワーハラスメントに関する実態調査報告書(H28年度厚労省委託事業)


 によると、パワハラを受けたと感じた人の、その後の行動としては、


 「何もしなかった(40.9%)」という答えが最も多く、


 次いで、「会社とは関係のないところに相談した(24.4%)」となっています。





 何も行動しなかった理由として、「何をしても解決にならないと思ったから」


 「職務上、不利益が生じると思ったから」という回答が多く、


 会社内でパワハラの相談をしても解決につながらないという意識があるようです。


 せっかく、会社としてパワハラ防止宣言や相談窓口の設置をしていても、


 労働者がこのように感じてしまっては効果が期待できません。


 企業の相談窓口や担当部門に相談すれば、不利益を被ることなく、


 問題解決に取り組んでくれるという信頼を得る必要があります。


 会社の方針として、パワハラ対策に真摯に取り組む考えを明確にし、


 従業員にも周知徹底することが大切です。


 万が一、パワハラが発生した場合には被害者に不利益のないように


 厳正に対処することが、従業員の信頼感に繋がります。


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