◆ハラスメント相談への対応
相談を受けたときは、相談者の気持ちに配慮しながら
真摯な態度で話を聞きます。
管理職や総務・人事の担当者は、ある程度
相談者のプロフィールを把握していることが多いため、
相談内容に対して偏った見方をしてしまう可能性があります。
例えば、「この人は上司に叱られたことをハラスメントと言っているが、
普段から勤務態度が良くないので上司から厳しくされても仕方がないのでは?」
といったような事です。
しかし、このような先入観をもっていると、
相談者の話を正確に把握することができません。
偏った考えで対応するとトラブルが拡大する可能性があります。
情報を収集する場合は、中立的な立場で冷静に事実を把握する
よう努めます。
また、ハラスメントで精神的に傷ついている人に対して、
「上司にハラスメントされるのは、貴方の方にも何か原因があるのでは?」
などと言ってしまうと、相談者はさらに傷つくことにより
2次的なハラスメントになります。
相談者の気持ちに配慮しながら、相手の気持ちを傷付けないように
言葉を選んで慎重に対応しましょう。
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