ハラスメント対策協会事務局

<ハラスメントのグレーゾーン>

<ハラスメントのグレーゾーン>

最近、各種のハラスメント書籍や研修でグレーゾーンについて触れられています。

 今回と次回の2回に分けて、グレーゾーンへの対応についてお伝えします。

 職場の問題がハラスメント(パワハラやセクハラ)に該当するのかはっきりしないケース

 は時々起こります。

 このような場合、何を優先順位として対処するのか?が大切です。

 企業では毎日のように仕事上のトラブル(ハラスメントに限らず)が発生します。

 これらにすべてに対して完璧に対応することは無理がありますし、

 合理的でもありません。

 そこで、優先順位をどう考えるかという観点が大切になります。

 ハラスメント案件の場合、パワハラ、セクハラ、マタハラ、モラハラ等の

 様々な事案に対して、何を優先に考えるべきか?というと、

 もちろん「被害者を救う」ことです。

 被害者は個人の場合もありますし、集団の場合もあります。

 被害の程度が「一般的な労働者の感覚を基準とした時に深刻な問題といえるのか」

 という観点で考えます。

 (次号に続く)

    52