◆厳しいノルマとパワハラ
部下に売上高などの厳しいノルマを課し 、
ノルマを達成できないと激しく叱責するなどの
パワハラ行為を行う上司について、企業によっては業績が良い
という理由で厳正な対処を行わないケースがあります。
行為者の担当業務の成績が良いことや、行為者が会社の役員であること等を理由に
曖昧な対応をすると、多くの従業員が会社に対する不信感を抱きます。
仕事の成績が良ければ何をやっても許されるという状態になってしまうと、
他の管理職もマネをするようになりハラスメントが社内に蔓延する結果になります。
パワハラによって部下のノルマを達成させるような管理方法は、
一時的な効果はあるかもしれませんが、
中長期的には従業員のメンタル不調や離職等を招き、企業の発展には結び付きません。
本質的な企業の発展のためは、ハラスメントのない職場をつくり、
従業員を丁寧に指導育成することが大切です。
パワハラを行っている管理職がいる場合、
その上司や経営者がすぐにパワハラ行為を止めさせて、
部下を大切に育てるよう指導する必要があります。
また、懲戒に関する規程に該当する場合は、ルールに則って懲戒処分にする必要もあります。
この点を曖昧にすると、ハラスメントを許さないなどのトップ宣言をしていても
従業員の信頼を損ないます。
ただし、注意 ・指導や懲戒処分によって
ハラスメントを行った人の言動が改善された場合は、
再び仕事で活躍できるようチャンスを与える事も大切です。
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