◆パワハラと労働災害
厚生労働省より、
令和2年度「過労死等の労災補償状況」が公表されました(令和3年6月23日)。
その内の、精神障害に関する事案の労災補償状況については、
労災の請求件数は2,051件で前年度比9件の減
うち未遂を含む自殺の件数は前年度比47件減の155件
支給決定件数は608件で前年度比99件の増
うち未遂を含む自殺の件数は前年度比7件減の81件
出来事別の支給決定件数としては、
パワハラが労災認定要因のトップとなりました。
「上司等から、身体的攻撃、精神的攻撃等のパワーハラスメントを受けた」99件、
「悲惨な事故や災害の体験、目撃をした」83件、
「同僚等から、暴行又は(ひどい)いじめ・嫌がらせを受けた」71件の順
上記の「出来事」とは精神障害の発病に関与したと考えられる事象の
心理的負荷の強度を評価するために一定の事象を類型化したものです。
今回の調査では、パワハラを受けたことが認定要因のうち最多でしたが、
令和元年にパワハラ防止法が施行され、労災認定基準にもパワハラが明記された事
なども影響しているものと思われます。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<令和2年度 「過労死等の労災補償状況」を公表します>
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_19299.html
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