ハラスメントが起こりやすい職場とは
ハラスメントが起こりやすい職場には、いくつかの特徴があります。
1.トップの考えが明確になっていない、あるいは共有できていない
ハラスメントを防止するうえでまず最初に行うべきことは、
企業のトップが「ハラスメントを決して許さない」という
明確な方針 を打ち出すことです。
トップが方針を明確にしていない、
あるいは方針はあってもそれが全社的に浸透していないのであれば、
そこで働く従業員のハラスメントに関する意識も低く、
ハラスメントが起きても放置されがちになります。
2.コミュニケーション不足
普段から従業員同士のコミュニケーションが不足している場合も
パワハラが生まれやすくなります。
挨拶をしない、すぐ近くにいるのに連絡事項はメールのみで行う、
職場がいつもピリピリしていて発言できる雰囲気ではない、
こういったことが常態化していると職場の雰囲気は悪くなりがちです。
そしてそれがハラスメントの背景になりうるのです。
3.閉鎖的な職場
長年同じメンバーで構成されている職場や、
外部の人間が入ってこない職場 では、上司と部下 、
経験から生まれる優位性などずっと同じ関係性のままなので
人間関係が固定化されます。
このような職場は、比較的パワハラ等が起こりやすい面があります。
4.長時間労働
長時間労働は精神的にも肉体的にも労働者を疲弊させます。
疲弊した労働者はミスをし、上司の叱責や厳しい指導を受けることがあります。
結果的に心理的な負担が増し、休職や退職を余儀なくされたり、
精神障害に至ることもあります。
企業の経営者や管理者は、職場がこのような状態になることを防ぐだけでなく、
従業員の意欲の向上や能力発揮という前向きな施策として
職場環境の整備に取り組むことが大切です。
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