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セクシュアルハラスメントについて


 職場におけるセクシュアルハラスメント(セクハラ)とは、職場において行われる、労働者の意に反する性的な言動に対する労働者の対応により、その労働者が労働条件について不利益を受けたり、性的な言動によって就業環境が害されることをいいます。



 性的な言動というのは、性的な内容に関する言葉や行動の総称です。男性から女性に対する言動だけでなく、女性から男性への言動や、同性同士の言動についてもセクハラに該当することがあります。被害者の性的指向や性自認にかかわらず、性的な言動によって職場環境が悪化する場合はセクハラと捉える必要があります。


 セクシャルハラスメントには、「対価型セクハラ」と「環境型セクハラ」という分け方があります。上司が部下の体に触ったり、性的な関係を要求した場合などに、部下が拒否したことへの嫌がらせとして解雇や不利益な配置転換を行うなどの場合を「対価型セクハラ」といいます。

 また、職場内でのアダルトサイトの閲覧により職場の雰囲気を害したり、他の労働者の性的な噂を流して人間関係を悪くさせるなど、職場環境に悪影響のある言動を「環境型セクハラ」といいます。ここでいう職場とは事業所内だけのことではなく、外出先や歓送迎会などの場所も含めて、実質的に仕事の延長といえる場所を含みます。


 このような職場のセクハラを防止するためには、あらかじめ「ハラスメントは許さない」というトップのメッセージを周知することや、就業規則の整備、従業員アンケート等による現状把握、社内研修、相談窓口の設置などが必要になります。

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